暦をひらけば
紅茶の香り

日本の旧暦である二十四節気・七十二侯に寄り添いながら、紅茶とともに季節の移ろいを味わう連載コラムです。香りとともに、暮らしの中の小さな季節を見つけてみませんか。

立夏

竹笋生(たけのこしょうず)

毎年5月15日〜20日頃に訪れる季節

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竹の茶こしと和紅茶は相性抜群。大きな茶葉がゆっくり開いていくのを眺める至福のひとときです。

夕方に、ほっと和む一杯を

五月晴れが続き、少しずつ夏の気配を感じるようになってきました。日中の暑さにつられて、ついつい冷たい飲み物ばかりを手に取っていませんか?夕方のひと息には、体をじんわり温めてくれるホットの和紅茶がおすすめです。

 

ティーポットがなくても、お気に入りの茶こしがあれば大丈夫。茶葉本来のストレートなおいしさが詰まったリーフティーを気軽に楽しめます。

 

リーフティーの淹れ方はとっても簡単。温めた湯呑に茶こしをセットして、茶葉をティースプーンで山盛り一杯。沸かしたての熱湯を、1杯あたり150ml目安に注ぎます。茶こしを使えば、お湯を注いだ直後に立ちのぼる香りや、茶葉がゆっくり開いていく様子など、ティーポットとはまた違った楽しみ方ができます。

 

こちらの竹の茶こしは、便利な2つの取っ手付き。

 

細工が丁寧で、見ているだけで優しい気持ちになれます。一般的なステンレス製の茶こしに比べて、竹細工の茶こしは目が粗く、海外産の細かい茶葉は濾しきれないこともありますが、日本で作られている和紅茶は、加工する際に茶葉をカットしていないフルリーフの大き目サイズの茶葉が多いこともあり、竹製茶こしとの相性も◎。

折しもこの時期(毎年5月15日〜20日頃)は、旧暦の二十四節気で「立夏」、七十二侯では「竹笋生(たけのこしょうず)」。旬の味覚であるたけのこがひょっこり出てくるころ。

 

たけのこは、伸びすぎる前のとれたてが一番おいしいと言われます。
和紅茶も、アツアツのいれたてこそが香り高く、格別です。

 

季節の移ろいを感じながら、旬の味覚とともに、やさしい香りに癒される和紅茶のひとときを楽しんでみませんか?

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