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べにふうき
国内外の品評会で上位を争う和紅茶界のエース。華やかな香り、濃紅の美しい水色が魅力。
日本
寒さの厳しくない暖地に適した品種です。主に東海以西で栽培されています。
花や黒糖にも似たフローラルな香り。ほのかにスパイシー。
花や黒糖にも似たフローラルな香りに、ほのかなスパイシーさが感じられる。しっかりとしたボディーで渋みはキリッと強め。
ウンカの影響を受けたフラワリーな香りと甘みのあるやさしい風味。
突き抜けるような爽快な香りの後に優しい密香の余韻が長く残ります。
3g
150ml
100℃
3分
べにふうきは、インドにルーツをもつ紅茶・半発酵茶用の品種。ダージリンやアッサムなど外国産の紅茶を淹れるときと同じ要領で、イギリス式のゴールデンルール(古くから伝わるもっともポピュラーで正統な淹れ方)に沿った淹れ方をおすすめします。ゴールデンルールの中で、とりわけ大切なポイントは以下の通りです。
日本人で初めてダージリン、アッサムの奥地へ入り茶業の本場で学んだ多田元吉(ただもときち)。日本人で初めて「マナスル」登頂を成功させた登山界のレジェンド槇有恒(まきゆうこう)。偉人たちがそれぞれ持ち帰った種を交配し、日本の紅茶界をけん引する「べにふうき」が生まれました。
♀母
国産紅茶としてはじめて海外の紅茶に追いついたとも評される和紅茶界のレジェンド。「多田系印度雑種」のひとつで、元の名を「国茶C8」と呼ばれ、研究がすすめられました。
国内の品評会で優秀な成績をおさめるだけでなく、海外のテスターの高評価を受けるなど、その優秀性が認められるようになった「国茶C8」は、1953年に「べにほまれ」の品種名で「茶農林登録第1号」として登録。国産紅茶の礎となり、生産が全国へと広がっていきました。
香りは濃厚で華やか、ボディにも重厚感があり、ミルクティーにもおすすめです。
♂父
なんとも暗号のような品種名なので、初見の方はびっくりするかもしれません。その意味を紐解くと、枕は「鹿児島県枕崎」、Cは「チャイナ」、d「ダージリン」のこと。
この品種はチャイナダージリン種のもので、1954年に日本人として初めてヒマラヤの「マナスル」登頂を成功させた登山家「槇有恒(まきゆうこう)」氏が、農林省を通して鹿児島県に寄贈した種子から育成されました。
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