べにふうき

紅富貴

べにふうきは、国内外の品評会で上位を争う和紅茶界のエース。華やかな香り、濃紅の美しい水色が魅力。

目次

産地

日本

寒さの厳しくない暖地に適した品種です。主に東海以西で栽培されています。

recommendation

千代乃園 様

福岡県八女市の標高550mの山間部で、農薬・化学肥料不使用、有機JAS認証のもと栽培されているべにふうき。プレミアムティーコンテストなど様々なコンテストで、素晴らしい成績を収めています。春摘みは爽やかな香り、夏摘みは芳醇な甘みが特徴です。

RUMI.M 日本紅茶協会認定ティーインストラクター

べにふうき春摘みをいただきました。ストレートで飲むと、華やかで豊かな香りに圧倒されます。柑橘類の皮を少量茶葉と一緒に蒸らす簡単なアレンジティーもおすすめ。茶葉のもつ甘さがより引き立ち、フレッシュ感もプラスされます。

おいしい淹れ方

茶葉の量

3g

湯量

150ml

温度

100℃

蒸らし時間

3分

べにふうきは、インドにルーツをもつ紅茶・半発酵茶用の品種。ダージリンやアッサムなど外国産の紅茶を淹れるときと同じ要領で、イギリス式のゴールデンルール(古くから伝わるもっともポピュラーで正統な淹れ方)に沿った淹れ方をおすすめします。ゴールデンルールの中で、とりわけ大切なポイントは以下の通りです。

  • 汲みたての新鮮な水を使います。ふつうの水道水でOKです。
  • 茶葉の分量を、はかりやティースプーンできちんと量ってください。
  • 香気成分や紅茶ポリフェノールがしっかりでるように、ボコボコと沸騰した直後のお湯を、できるだけ冷まさずに注ぎます。
  • お湯を注いだらフタをして、2.5~3分を目安にじっくり蒸らします。
  • 注ぐのは、最後の一滴まで。ベストドロップやゴールデンドロップとも呼ばれます。

来歴

日本の紅茶界をけん引する「べにふうき」は、ふたりの偉人たちが持ち帰った種を交配することで生まれました。

種子親(母)の「べにほまれ」は、日本人で初めてダージリン、アッサムの奥地へ入り茶業の本場で学んだ多田元吉(ただもときち)が持ち帰った種に由来。花粉親(父)の「枕CD86」は、日本人で初めてマナスル登頂を成功させた登山界のレジェンド槇有恒(まきゆうこう)氏が寄贈した種子から育成されたものです。

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