こうしゅん

香駿

「香駿(こうしゅん)」は、“香りにすぐれた茶”として静岡で生まれました。煎茶だけでなく、半醗酵茶や紅茶にも適しています。和紅茶に仕立てると、フルーティーで華やかな香りが一層際立ちます。

目次

産地

日本

香駿(こうしゅん)は、静岡県で開発された比較的新しい緑茶品種。
その名は、かつて「駿河」と呼ばれた静岡県中部に由来して名付けられました。
誕生の地・静岡から栽培がスタートして以来、華やかな香りが評判を呼び、いまでは福岡・宮崎など温暖な地域にも栽培が広がっています。

森内茶農園の和紅茶香駿2nd

recommendation

森内茶農園

商品名:香駿 2nd

静岡・本山の地で、江戸時代から九代にわたりお茶づくりを続けてきた森内茶農園。煎茶から和紅茶まで、土地の恵みをいかした多彩なお茶を届けています。

2025年には、10種類もの品種で紅茶を製造。香りと味わいのバランスを大切にしながら、自家配合の肥料や製茶方法にもこだわりを重ねています。

RUMI.M 日本紅茶協会認定ティーインストラクター

甘み・旨味・渋みがそれぞれ寄り添い、心地よい調和を生み出しています。 ルビーのように澄んだ美しい水色を眺めながら、ワインのように時間をかけてじっくり味わいたくなる紅茶です。

和紅茶ペアリング

香駿の和紅茶は、柑橘や花のような華やかな香り、やさしい甘みや旨味、そして心地よい渋みが複雑に重なり合うのが魅力です。その表情は産地や茶園ごとに異なり、つくり手によって引き出し方も変わります。

今回のペアリングは、甘み・旨味・渋みのバランスがとれた香駿に合わせて選んだもの。一口ごとに広がる香りとフードの調和を、ぜひ体験してください。

チーズクラッカー

クラッカー+フレッシュチーズ

香駿のほんのりミルキーな余韻は、クリーミーで軽やかなチーズと相性抜群。 軽やかな口当たりのクラッカーを添えれば、香りと旨みがふくらみます。 紅茶のほどよい渋みが口をリセットしてくれるので、何度でも美味しく楽しめます。
ローストナッツ

ローストナッツ(無塩)

茶液の温度が下がるにつれて、やわらかな甘みが際立ってきます。 アーモンドやヘーゼルナッツの香ばしさが紅茶の甘みと調和し、ミネラル感のある余韻が生まれます。

ドライフルーツ/オランジェット

香駿は香りが何層にも重なり合い、冷めた後にも素晴らしい余韻が続きます。ドライフルーツのほのかな酸味や、ダークチョコレートの重みが、紅茶の渋みをさらに心地よいものに変えてくれます。

来歴

交配と育成の背景

「香駿」は、母親が「くらさわ」、父親が「かなやみどり」という品種を交配して生まれ、静岡県茶業試験場で育成されました。

品種登録と普及

2000年に品種登録、2001年には静岡県の奨励品種として採用され、県内の茶業者から注目を集める品種となりました。

参考資料

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