フレーバードティー

和紅茶アールグレイ

アールグレイは、ベルガモットという柑橘の香りをまとった、世界中で親しまれているフレーバードティーです。 その名前の由来や、使われる香りの違いには深い物語があります。 このページでは、アールグレイの歴史と香りの秘密、そして国産素材でつくられた新しいアールグレイの魅力をご紹介します。

目次

“伯爵(アール)グレイ”にちなんだ名前

アールグレイの名前は、19世紀イギリスの首相「チャールズ・グレイ伯爵(Earl Grey)」に由来すると言われています。

有力な説では、中国から輸入されたお茶にベルガモットの香りをつけたものを気に入ったグレイ伯爵が、イギリスの老舗紅茶店「トワイニング社」に“再現”を依頼したのが始まりとされます。

トワイニング社のアールグレイは現在も「中国紅茶ベース」。伝統と香りへのこだわりが詰まっています。

香る柑橘“ベルガモット”とは?

ベルガモットは、地中海沿岸で栽培される柑橘で、果汁は酸味と苦味が強く、そのまま食べることはほとんどありません。

香水の原料にも使われるほど香り高く、果皮から抽出された精油がアールグレイの風味の決め手になります。

 世界のベルガモットの約90%はイタリア産。国産ベルガモットはまだ希少ですが、温暖な高知県などで近年栽培が進んでいます。

日本国産ベルガモット

ミステリアスな果実-ベルガモット

爽やかな香りの秘密

ベルガモットはレモンとビターオレンジ(ダイダイ)との自然交雑種とされ、イタリア南部・カラブリア州が原産地とされています。

実際、世界のベルガモットの約9割がこの地域で生産されており、「カラブリアの黄金」と呼ばれるほど地域に根ざした香料柑橘です。

ベルガモットの香りには、以下のようなテルペン系の芳香成分が含まれています。

recommendation

四万十ドラマ

商品名:あうんアールグレイ

高知県の四万十町でつくられたしまんと紅茶に、同じ県内・馬路村産のベルガモット精油を香りづけ。

紅茶も香りも国産素材100%で仕上げられたのが「あうんアールグレイ」です。

RUMI.M 日本紅茶協会認定ティーインストラクター

まるで、もぎたてのベルガモットをそのまま閉じ込めたような、鮮烈で爽やかな香り。 しまんと紅茶のやさしい甘みと重なり合って、口に含むたびにふわっと幸せが広がる、そんな一杯です。

生のベルガモットで自分だけのアールグレイ

国産ベルガモットの旬は10月~2月頃。一般的なスーパーにはなかなか出回りませんが、オンラインで農家さんから直接仕入れることができます。

スライスした生のベルガモットを紅茶に浮かべると、ふわっと立ちのぼる香りがなんとも爽やか。まるで“できたてのアールグレイ”のような、特別感ある一杯が楽しめます!

ただし、長く浸けすぎると酸味や苦みが強く出てしまうため、目安は5〜10秒ほど香りを移したら、すぐに取り出すのがおすすめ。お好みで、ハチミツやジャムを添えても◎。

シンプルな紅茶が、自分好みのアールグレイに早変わりします。

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